脂肪冷却(クールスカルプティング)は「0℃で凍る水分」と「4℃で凍る脂肪細胞」の温度差を利用して、肌や血管などの凍傷をふせぎながら脂肪細胞のみを破壊する痩身術です。
破壊されて機能しなくなった脂肪細胞は、数週間から数カ月にかけて自然に体外に排出されていきます。
カラダを傷つけず、それでいて脂肪吸引のようにリバウンドのないダイエットが実現できます。
凍傷の危険はある?
私も二の腕に受けたことありますが、脂肪が凍ってシャリシャリになります。▶︎体験談は『脂肪冷却-クールスカルプティング-はぶっちゃけ痛い?【試練があります】』も参照してください。
途中で痛覚も麻痺するくらいキンキンに冷やすので、気になるのは【凍傷】のリスクかと思います。
結論からいえば、
脂肪冷却は"理論上"は安全安心な施術です。
凍傷しないのはなぜ?
脂肪冷却は施術箇所を4°Cにすることで脂肪細胞だけを凍らせます。
施術中はその箇所を常に4℃に保ち続けています。
凍傷は0°Cから発症するため "原理上"は凍傷になることはありません。
また、皮膚や血管にダメージを与えないので脂肪細胞だけをピンポイントに凍らせ、排出させていきます。
事故は起こっています
4℃ と 0℃ ってかなりギリギリですよね。
実際には凍傷や低温火傷、筋肉の引き攣りなどのトラブルが起こっています。
また、もともと日本人は細身の方が多いので、しっかりと皮下脂肪の厚さなどを診断してから施術に臨んだ方がいいです。
裁判沙汰になった事例はこちら↓
エステで凍傷。損害賠償請求は出来ますか?その際の注意点は? - 弁護士ドットコム
クールスカルプティング
じつは脂肪冷却ができるマシンは多々ありますが、今のところ厚生省で安全性が認めているのはアラガン社の【クールスカルプティング】という機器だけです。
これ以外は、医療機器ではあるものの薬事承認が取れていません。
国の定める安全基準に到達していないため事故を起こす可能性も高いということです。
ずっと4℃に保ち続けるコントロールって、かなり難しいんですよね。
中には非医療機器のものもあり、エステサロンで使われてます。←これは超危険です
事故が多いのもエステです。必ず アラガン社の【クールスカルプティング】を受けてください。
ハイパーナイフもおすすめ
ハイパーナイフは脂肪冷却(クールスカルプティング)とは異なるメカニズムで、高周波による温熱効果とマッサージによるほぐし効果を組み合わせて脂肪を温めて分解します。
また、血行やリンパの流れを促進し、脂肪燃焼やたるみ引き締めにも効果的です。
脂肪冷却は凍傷のリスクを防ぐために4℃で脂肪細胞を凍らせるのに対して、ハイパーナイフは温熱効果により脂肪細胞を温めて分解しますので、両者のメカニズムは異なります。
ハイパーナイフの利点は、非侵襲的な方法で脂肪を減らすことができる点です。手術を伴わないためリカバリー期間が短く、リバウンドのリスクも低いとされています。また、脂肪以外にもセルライトの改善やリフトアップにも効果があるとされています。
ただし、ハイパーナイフも施術の際には注意点があります。施術者の技術や知識によって効果や安全性が左右されるため、信頼できるエステサロンを選び、施術前にはしっかりとカウンセリングを受けることが重要です。