「ラジオ波」は、電磁波の一種で、0.03MHzから300MHzまでの高い周波数のものを指します。もともとは無線やラジオに使用されている電波ですが、医療の分野では随分前からラジオ波を使った治療が行われていました。
美容の分野にも効果があるということがわかり、ラジオ波を使った美容機器が開発されるようになったのです。
ラジオ波を体に流すと、脂肪の中の水の分子が振動し、その振動によってジュール熱(摩擦熱)が発生します。
その熱によって脂肪を柔らかくし、脂肪の燃焼・分解を促すんです。これがラジオ波を使った痩身マシンの仕組みです。
ちょうど電子レンジが食べ物を温める原理と似ていますよね。そんな感じです。
ハイパーナイフとサーモシェイプ
ハイパーナイフもサーモシェイプもどちらも、このラジオ波を使った痩身マシンです。
どちらも「対極板のないラジオ波で温め+特殊ヘッドによるほぐし」ができます。ここまでは同じです。
主な違いはこちら↓
- 知名度:
ハイパーナイフ 大
サーモシェイプDEEP 小 - 周波数:
ハイパーナイフ(1MHz)
サーモシェイプ(40.68MHz) - クーリング機能:
ハイパーナイフ 無
サーモシェイプDEEP 有 - LEDライト:
ハイパーナイフ
サーモシェイプDEEP 無
中でも圧倒的な違いは、周波数です!
高周波の中でもサーモシェイプDEEPの40.68MHzは、より深部で熱を発生させることができます。
また、特許取得のテクノロジーでクーリング機能がついているので熱くなく心地よい暖かさです。
周波数は高いほどいいの?
ハイパーナイフの周波数が1MHzなのに対し、サーモシェイプの周波数は40.68MHzと高くなっています。
一見、周波数の高いサーモシェイプの方が効果が高そうに見えます。
が、最も効率良く脂肪を温めるのは1MHz付近ということがわかっています。
脂肪やセルライトに対して効率良くアプローチするなら、1MHzを採用しているハイパーナイフの方が効果が高いんです。
サーモシェイプの良さは?
「じゃあ、サーモシェイプはメリットなし?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
これは不思議な法則で、『何かを得ると何かを失います。』←これはもう必ず。
サーモシェイプの周波数は40.68MHzと高くなっています。おそらく今あるラジオ波マシンの中では一番高いと思います。
上述のように、周波数が高すぎると脂肪の温熱効率は下がっていきます。
しかし、周波数が高いほど体への浸透率が高くなります。
そのため、温熱効率は下がるものの、サーモシェイプの方がハイパーナイフよりも深い部分の脂肪を温めることができます。
なので「脂肪が厚い」「セルライトがガチガチ」という部位に関しては、サーモシェイプの方が向いています。
何事も一長一短なわけで、ハイパーナイフより優れた点がちゃんとあるわけです。